「無意識で行ってしまう歯ぎしり…その原因は?」
(情報提供:山田先生)
皆さんお疲れ様です!!
渋谷メディカルの山田です!
最近、様々な方の施術を行っていく中で、歯ぎしりや食いしばりの癖がある人が多いように思います。
無意識のうちに行う人が多いので、自分で気づいてない方もいらっしゃいますのでご注意ください。
睡眠時などに歯ぎしりしたり食いしばったりするのはなぜなのか!?
原因はなんでしょうか?
「ストレス解消」のために必要な防御反応
歯ぎしりや食いしばりの主な原因はストレスです。
人は多くのストレスを抱えていますが、それを発散するために行っているんです。
また、精神的なものだけでなく”身体的なストレス”を回避するためにも行われているみたいです。
姿勢が悪く猫背になっていると体の構造上、あごや舌の位置が後退し、奥歯が接触しやすくなったり、気道が狭くなって呼吸が浅くなったりします。
こうした体のつらさ=ストレスから逃れるために、無意識に食いしばりを行うことで、姿勢が崩れないように制御している場合もあります。
過度な集中が歯ぎしりの原因!?
眠っている時だけではなく、昼間にも気付かない間に歯を食いしばっていることはありませんか?
仕事や運動、家事など何かの行為に集中している時、気付かない間に歯を食いしばるのもあまり良いことではありません。
この食いしばりは緊張していたりストレスを感じていたりする時によくしてしまいます。
過剰な力で歯を食いしばってしまうと顔の筋肉が緊張し、頭痛や肩こりの原因になります。
ただしこの場合は起きている昼間の歯ぎしりなので、一度自分が歯を食いしばっていると気付けば意識的に止めることができます。
集中している時に自分が歯を食いしばる癖があることを自覚し、すぐに口元をリラックスさせるよう心がけましょう。
また昼間に歯を強く噛みしめる癖があると、筋肉がその癖を記憶し眠っている時も無意識に行ってしまう可能性があります。
起きている間に噛みしめる癖を改善させましょう。
アルコールやタバコ!!
もともとアルコールやタバコは睡眠に良い影響を与えないものです。
なのでアルコールやタバコの影響で睡眠が浅くなり、歯ぎしりが起きている可能性があります。
寝つきを良くするために眠る前にアルコールを飲む人もいますが、過度の飲酒は睡眠の質を下げます。
またタバコに含まれているニコチンには覚醒作用があります。
タバコを吸うと興奮したり活発に働いていたりする時に優位になる交感神経が働くようになり、眠る時になっても落ち着きません。
結果として浅い眠りがつづき、歯ぎしりをしやすい睡眠の状態をつくってしまいます。
普段アルコールやタバコを摂取する人も、歯ぎしりを減らすために摂取する量や時間帯に気を付けてください。
逆流性食道炎の人!!
「逆流性食道炎」という病気を聞いたことがあると思います。
逆流性食道炎は強い酸性の胃液や胃酸、まだ胃で消化されている段階の食べた物が食道へと逆流し、食道が炎症することによって起こる病気です。
この病気になると胸やけや胸の痛み、酸っぱい液体が口まで上がってくる症状があらわれます。
この逆流性食道炎によって胃酸が逆流して食道へ上がってくると、口の中が胃酸の影響で酸性に傾きます。
すると体は口の中を元の中性の状態に戻そうとし、唾液を分泌しはじめます。そして唾液を分泌するために歯ぎしりをしてしまうのです。
なので今あなたが逆流性食道炎ならばこの病気を治すことで歯ぎしりも治ります。胸やけや胸の痛みを感じる人は一度お医者さんに相談してみてくださいね。
歯ぎしりをしやすい歯並び!
全ての人に当てはまるわけではありませんが、歯並びが悪いことが歯ぎしりの原因にもなります。
それは歯並びが悪いことによって噛み合わせが安定せず、ストレスを生み歯ぎしりをしやすくなります。
私たちの歯並びは常に変化していきます。
成長や虫歯、歯周病などの治療、老化などによって歯並びは変わり噛み合わせも変わります。そしてその噛み合わせの変化を歯ぎしりによって調節するのです。
食事をしている時に噛み合わせが悪いと感じたら歯医者さんに相談しましょう。噛み合わせを良くすることが歯ぎしりを解消できる方法です。
皆さん、当てはまるものはありましたか??
歯ぎしりをしてない人でもこれからし始める可能性があります。
改めて生活を見直してみましょう。
ご自分の身体を大事にしてあげてください。