「無理なくキチンと立ててますか?姿勢を直して、あなたの人生をバラ色に!」
(情報提供:渡辺先生)
たまに視線が釘づけになるほど、まっすぐな姿勢の立ち姿や後ろ姿に出会うことがあります。
しなやかに伸びた背筋はそれだけでモテ度アップ!軽やかな姿勢を手に入れてみませんか?
日常生活を送るだけで、体はどこかに歪みを生じています。
使わない筋肉も多いので、知らず知らずのまに機能が衰え、それによって引き起こされる問題が出てきます。
なので体に無茶な負荷をかけていない状態を味わいましょう。
骨格は重力を上手に受け流すように形作られていて、それが背骨のS字カーブ。
一本の棒ではなくて、椎骨を積み重ねることによって動きを作れるようになっていて、それが自然なS字カーブを描くことで、2本脚で立っていても重力を受け流すことができるようになっています。
また、背骨が自然な状態にあれば、肋骨も自然に動かせることができて、呼吸がしやすくなります。
肺は肋骨に守られ、肋骨は内・外肋間筋や腹横筋などによって動かされ、呼吸運動をしています。
この肺の動きは、持って生まれた自然な骨格の時に一番動きやすく、歪むと(呼吸を助けるために)別の場所で調整しようとします。
そのため、一個所姿勢に歪みが出ると、他の場所にも影響し、結果的に全身のバランスが歪んだ形で保たれるということになってしまうのです。
背骨にはさまざまな神経がつながり、血液を通すなど、生きるための要として大きな役割があります。
そのため背骨を歪んだままにしておくと、心身にいろいろなトラブルを引き起こしてしまうのです。
しかし、背骨につながっている頭は体の中でもとても重く、また日常生活の癖もあって、自然な背骨の状態を保っていられるのはなかなか難しいものです。
だから、ほとんどの人の姿勢は崩れてしまうのです。
ただ、姿勢は崩れるということを前提に考えれば、常にチェックし、直す方法を持っていればいいわけです。
調整し、正しい姿勢に戻すことができれば、背骨を健全に整え、心身をいい状態に保つことができます。
そこで、今回は背骨を整える方法を紹介しましょう。
ここで紹介するのは、まっすぐに立つ姿勢です。
骨格が正しい位置にあり、全身にしっかりと気が充実している状態を意識しましょう。
これが思った以上に難しいのですが、続けるうちに、バランスが整った状態をつかめてくると思います。
最初はぎこちないと思いますが、ぜひ続けてみて下さい。
1.足の指の方向
まずは足の方向について、よく驚かれるのですが、足の方向をまっすぐにするには親指ではなく、人差し指が重要です。
人差し指が正面に向いている状態が足がまっすぐ向いている状態です。
2.重心の位置
次に重心の位置ですが、よく親指を意識される方もいますが、実は親指を意識すると、重心が前に傾いている状態になってしまいます。
それだと太ももを張らせてしまうので、内くるぶしに体重の1割を乗せるイメージで立ってみてください。
これだけでも背筋が少し伸びる感じがあると思います。
3.骨盤の位置
骨盤の位置はお尻の穴から2~3センチほどお腹側辺りに、点をイメージしてください。
そしてその点を、左右の内くるぶしを結んでいる線があるとして、その線の上に乗せるようにしてみます。
そうするとお尻とお腹に少し力が入るようになるかと思います。
それが骨盤を正しい位置に置いている状態です。
4.背骨・肩甲骨を位置
骨盤の位置を整えると、背中が反ってしまうかと思いますので、骨盤の位置はそのままで、みぞおちを少し引っ込めるようにして、背中を少し丸めます。
少し丸まっているぐらいが、実は背骨にとっては正しい位置になります。
ですが、それだと猫背になってしまうので、肩甲骨を背中の方に寄せてみると、背筋は伸びます。
5.頭の位置
最後に頭の位置ですが、顎を少し引いて、首筋を天井から吊り下げられているようにしてみます。
この時に顎が上がらないように注意してください。
以上の1~5ができている姿勢がまっすぐに立てている姿勢です。
この姿勢が取れない方は、筋肉が固まってしまっていたり、普段使われていない筋肉があり、意識がしにくいなどの影響で取れない可能性があります。
当院に来院される方も最初はこの姿勢を取ることができない方もいます。
ですが、身体を整えることで、自然とその姿勢を取ることできるようになっていきます。
これから春になり、ははか新しい出会いもあるかと思いますので、一度姿勢の確認をしてみてはいかがでしょうか?
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