【あなたはご存知ですか?美ボディ作りに欠かせないホルモン「マイオカイン」】
(情報提供:渡辺先生)
人によって筋肉のつきやすさ、つきにくさの違いってありますよね?
実際にトレーニングをしていないのに体は筋肉質という人がいますが、それは何故なのか、今日はそれについてお話していきます。
結論から言うとトレーニングをしていなくても筋肉質である原因のひとつは、性ホルモンと成長ホルモンの分泌量の違い。
なかでも「男性ホルモン」の分泌量が多い人は筋肉量も多いと言われています。
その代表格である「テストステロン」は筋肉量を増やし、ボディメイクによい作用があると言われています。
また、別名「若返りホルモン」とも呼ばれている成長ホルモンも筋肉量の増加に関係しています。
血中の成長ホルモンは20代をピークに減っていき、60代では半分以下に減少するのが一般的ですが、60代でも分泌量が変わらないという人もいるのです。
そういう人はいつまでも若々しく、筋肉もつきやすいといえます。
ホルモンは主に内分泌腺で作られますが、実は筋肉でも作られているんです。
このホルモンは筋肉を意味する「マイオ」と、作動物質を意味する「カイン」を合わせた「マイオカイン」と呼ばれており、最近の研究では、運動によって全身に驚くような効果がもたらされることが証明されています。
首都大学東京大学院人間健康科学研究科の藤井宣晴教授らの研究によると、例えばうつや不安の抑制、動脈硬化や心疾患の予防、改善、血圧の低下、肝機能の改善、骨密度の増大など、多岐に渡るとのことです。
研究はさらに進み、筋肉で作られたホルモンが血液によって全身に行き渡ることで、臓器などを健康にしていることが証明されつつあるそうです。
つまり運動をして筋肉を動かせば、マイオカインが分泌され、さまざまな症状の発生リスクを下げ、健康的な暮らしを送れることになります。
だからと言って、トレーニングをしなければならないと言うわけではありません。
普段あまり身体を動かしていない方であれば、日頃の生活習慣の中に、例えばエレベーターやエスカレーターを使わずに階段を選ぶ、お仕事の合間にストレッチをするなど、ちょっとしたことから変えてみるだけでも良いのです。
あなたのできる運動から始めてみて、少しずつマイオカインが増えていく習慣を身につけてみてはいかがでしょうか?
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