「ツボの効能」
(情報提供:筱田先生)
皆さん、こんにちわ。
ツボとは何かについてのお話は以前にしました。
結局ツボを刺激するとどういうことが起こるのでしょうか?
まずは、ツボがどんなものなのか簡単におさらいをいたします。
ツボとは
「経絡」と呼ばれる目に見えないエネルギーの流れの途中に表れるポイント。
経絡は内臓を通って体の表面に出てきて、また内臓に戻り全身をぐるぐると巡ります。
このエネルギーの流れが絶えず全身を巡ることで、人は内臓が働き、筋肉が働き体を動かすことができる、つまりこの流れは生命維持になければならないものなのです。
その途中で流れを妨げてしまっているところが「ツボ」なのです。
このツボは、道路の土砂崩れのようなところで、絶えず流れている経絡の流れを悪くさせてしまっています。
そのようなところは、「コリ」とか「冷え」とか「痛み」などの反応があります。
なので体の「異常反応」を教えてくれるところなのです。
さて、先程からお伝えしている通り、常に経絡は全身を循環しているのですが、「どこかの流れが悪くなると他のところも連鎖的に流れが悪くなります。」
例えば、足を捻挫して痛めると、お腹の調子が悪くなったりします。
また、呼吸器の調子が悪くなると手の親指にシコリができたりします。
このように体の内と外は常に連携していて、お互いに悪い症状の原因になったり結果になったりします。
ですので、辛いところに原因がないこともたくさんあります。
足を揉んで肩がほぐれたり、お腹をほぐして首が回るようになったりすることもあります。
まとめると
ツボは、ちゃんとしたポイントを見つけて適切な刺激をすれば、筋肉のコリや神経痛や内臓の不具合、つまり体のあらゆる症状に対して効果が表れるということです。
上手く使えば素晴らしい効能が得られる一方、下手に傷つけたりしてしまうと体全体に影響がでてしまうんですね。
いわば急所のようなこのツボ、むやみやたらに強く押せばいいわけではないことは覚えておいてください。
大切にお取り扱いいただければと思います。