【自律神経のための背骨リセット】
(情報提供:渡辺先生)
自律神経についていろいろとお話をさせていただいていますが、自律神経が通っている背骨は、エネルギーの貯蔵庫でもあり、心身の健康の要でもあります。
そのため、一日の終わりには疲れがたまりやすい場所。
それを放っておいてしまうと疲れが蓄積してしまいます。
その疲れが背骨の詰まりを蓄積し、健康を妨げる原因になりますから放っておけないですよね。
放っておくと、ゆがみや詰まりなどがおき、神経の働きを阻害したり、猫背や反り腰などの原因にもなります。
そして、いずれはもっと大きな病気にもなってしまう可能性も。
重力に影響を受ける私達の体としては避けられないのですが、だからこそ、それをリセットする術を持ちたいものです。
そこで今回は簡単な背骨の疲れをリセットする体操「キャット&ドック」をご紹介します。
<スタートポジション>
・四つんばい姿勢を取ります。
・手は肩幅。膝は腰幅に広げます。
・顎を引き、お腹を凹めます。
〈キャット動作=背中を丸める A背骨の屈曲〉
・息を吐きながら、お腹を凹ませます。
・腰椎の下部から上部に向かって順番に動かします。
・動作中は、手のひらと膝小僧を床方向へ押してください。
・視線はおへそをのぞき込むようにします。
〈ドッグ動作 B背骨の伸展〉
・息を吸いながら、お腹を凹ませます。
・腰椎の上部から下部に向かって順番に動かします。
・動作中は、手のひらと膝小僧を床方向へ押してください。
・視線は前方を見るようにします。
■その他のポイント
・お腹をふくらませると、分節的に動かなくなるので、まずはドローインと言って「お腹を引きこむ」事を優先しましょう。
・特に背中を丸くするのが苦手な人は、足をあぐらのように交差をすると、骨盤や腰椎が連動して動きやすくなります。
・動作中は、ウエストが太くなるのではなく、細くなるように行ってください。
背骨をリセットさせる体操はいろいろとありますが、こちらは寝る前などにされると、良いかと思います。